2020.6.18
チャーターズの自社ルールの中に『事故速報』というものがあります。
社内で起こる様々なトラブルについて、管理者がA4一枚の簡単な報告書をメールや掲示版を使い、
全スタッフへ展開するというものです。
以前は、交通事故や大きな製品事故のみをカウントし、日々発生する様々なトラブルについては、
定量的に把握できていませんでしたが、数年前から初めてみて、毎日管理者が多くの火消し作業に奮闘していることが
数値で見えるようになりました。
併せて、自社ではこんなにもいろいろな問題が起こっているのかと分かり、それ以来徐々に改善を進めています。
この5年間で、ずいぶんと些細な事故などは減ってきていますが、まだまだGoogle Mapやホームページの問い合わせなどでの
クレームは多く上がってくる状況であり、今後より一層社員教育とチャーターズのドライバーとしての心得を全ドライバーに
浸透させることが目下の課題となっています。
併せて、事故速報で上がってくるもので多いのが”新人ドライバー”による事故です。
例えば、2019年のチャーターズ事故速報集計による実績では、入社1年以内のドライバーによる交通事故は全体の内36.76%、
また得意先構内などでの製品事故などを中心とする品質不良事故に関しては、33.33%となっており、
ここの数字をいかに減らしていくかをきちんと考え、そのために行動していくことが求められます。
昨今の免許制度の変革もあり、若い人で大型車やトレーラーのドライバーになりたいという人は少なくなっていますが、
中には自分で免許を取得してチャーターズに来てくれる人もいます。
そういうドライバーさんへの教育をもっとしっかりとやっていき、プロドライバーへ成長させるのが会社としての
責任であり義務だと思っています。
特に若いドライバーさんが事故を起こしてしまうと、自分自身の責任を強く受け止め、「やめよう」と思わせてしまうことがよくあります。
会社としては、ドライバーさんにそう思わせないことが大切であり、未然に事故にならないように教育をしっかり行うことが重要です。
チャーターズでも新人オリエンテーションの際には、実車を使った走行研修や、部署によってはリフトの作業研修などを行いますが、
こうしたより実践に近い研修を行い、その中で許容できるミスをたくさんしてもらうことで、
仕事の中での事故を防ぐような体制づくりが求められるのだと思います。