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若手管理者から見た運送会社 【Part3 運送業界 暗黙のルール??】

2021.9.21


皆さんは運送会社で働いた経験がありますか?

このChartersブログを見ているということはChartersで働いている乗務員さんやお取引様かもしれません。

しかし運送会社に詳しくない方のため、今回は輸送会社にある『暗黙のルール』についてご紹介します!

 


File.1 同じ会社のトラックとすれ違うときは・・・

新入社員の私がトラックの乗務を終え、会社で事務作業を行っていました。

すると業務を終え帰庫した乗務員から「無視された…(;_;)ピエン」

と言われてしまい、私は「何かあった?」と確認したところ・・・

「すれ違ったのに手を上げてくれなかった(涙)」とのこと。

 

ある程度の規模で運営している輸送会社では、1日に何度も自社のトラックとすれ違うことになります。

すれ違う際には、”手を上げて挨拶”との暗黙のルールがあるようです。

トラックの運転初心者である私は一切気付くことが出来ませんでした(;_;)。

 

脇見やよそ見はいけないことですが、常に視野を広く持つ練習にはなったと感じています。

ただし、たまに自社のカラーリングに似ている他社の乗務員さんへ手を上げて気まずくなることも…

※またグループ会社とかの場合もどうしようか、結構悩んだりします


(スルーされると寂しい・・・)

 


File.2 交差点などの停止線にて

信号の有り無しに関係なく、トラックが停止線のずいぶん手前(乗用車1台分くらい開けて)で

停止しているところを見たことはありませんか?

 

乗用車に乗っている方も稀に停まっていますが、あれは後続車に意地悪をしている訳ではなく、

右左折をするトラックのために、手前で停止している優しい行為なのです。

もちろん信号の停止線をもっと手前に設定しておけば、そんな気遣いは不要なのですが、

トラックのために停止線を設定していないため、些細な気遣いを運転手の方々はしているのです。

 

右左折時、対向車の方が停止線から出て停止していると、

最悪の場合は諦めるしかありません。(Uターンとか気軽にできないんです・・・)

 

「もっと前に出ろ!」と一般の方からお叱りを受ける場合もありますが、

安全のため、事故の未然防止のためにご理解頂きたいことだったりします。

(停止線で止まっていると、曲がりにくい場所も多いです)

 


File.3 トラックが路肩に停まっていると…(ハザード点灯時)

トラックの路肩でのハザードは・・・、状況によって注意ポイントが変わります!


通常の場合、道路でハザードを焚いて停止しているときは、乗用車同様に停車の意味で、

荷台の観音扉(後ろの扉)や運転席が開く可能性があるため、側方の通過に注意を払います。

 

ですが、工場の入口すぐに停車している場合には、後方及び対向車の交通状況を確認し、バックして入場する可能性があります。

そのため、前方車両が停車する際には、手前で停止してあげる気遣いが必要になったりします。

トラックに少しでも乗ったことのある人であれば、ハザードで止まっているトラックが何をしたいのか、

その状況ですぐに理解できるのでいいのですが、一般の方はなかなか気づいてくれずなかなかバック入場できないこともあります。


手前で停止は後方だけでなく、対向車の場合においても同様です。

周囲の状況を見ていないと停止できないですし、譲ることで事故の防止にも繋がります。

自分自身も乗るのが乗用車であろうが、トラックであろうが、周りに気配りができるよう余裕を持った運転を心がけています。

 (街中でハザードをたいて止まってることよくありますよね)


File.4 車線の幅が狭い道路や右折レーンでの信号待ち

乗用車を運転しているときには気付きにくいことなのですが、高架下やトンネル・山道、複数の走行車線がある道路において、

大型トラック2台が並走または対面通行することが困難な場所が実はたくさんあるんです。

車線の幅に注意し、すれ違ったり、後方から追い抜く際に、幅が減少していると速度を落とし、並走しないようにする工夫が必要です。


どちらが譲るかは決まっていませんが、
どの乗務員さんもミラー接触による事故や壁への接触を防ぐために気を付けていて、

都度ミラーをたたんでお互いが事故なく気持ちよく運転できるようにしたりしています。

皆さんも見かけたことないですか?

(すれ違いざまに電動ミラーをたたむんです)

 

ここまで暗黙のルールを一部ご紹介しましたが、扱っている製品や車両によって、また違った暗黙のルールがあるかと思います。

知らなかったがために事故にあった事例もあるため、

コミュニケーションを取って諸先輩方から情報を収集することも必要なのかもしれませんね。

 

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